大宮慎次朗
宮城県塩釜市の公式サイトへのアクセスが最近、急増している。きっかけとなったのは、先月公開されて大ヒット中の劇場版アニメ「鬼滅の刃」。ファンからの思わぬ熱視線に、市の担当者も戸惑い気味だ。
「『竈(かま)』の字について」。市の広報担当が管理するサイトのページでは、21画ある漢字を40秒ほどかけて一画ずつ、ゆっくりと書くアニメーションが繰り返し表示される。
市の正式名称は、実は「塩竈市」だ。公文書などで使われるこの難しい漢字を広く知ってもらおうとページが作られたという。だが、今年4月ごろのアクセス数は1日10~20件ほど。ひっそりとしたページの一つに過ぎなかった。
市によると、異変が起きたのは、「鬼滅の刃」が10月に公開された直後だ。鬼にされた妹を救うため、刀剣で鬼と戦う主人公の名前は「竈門(かまど)炭治郎(たんじろう)」。鬼滅ファンが「(竈の)書き順がわかりやすい」としてツイッターで紹介し、ファンらに1万以上リツイートされた。アクセス数は1日200件ほどに急増。今月13日には1300件に達した。
塩竈か、塩釜か――。本来の地…
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朝日新聞社会部