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 静岡県は南アルプスの環境保全を目的としたふるさと納税を創設し、19日から受け入れを始める。現地には希少な植物の花畑があるが、近年はシカの食害や盗掘で荒らされ、衰退しているという。

 県はふるさと納税を、花畑の復元や防鹿柵の整備に活用する。南アルプスの魅力を発信する動画を配信。また、南アルプスを世界南限とする絶滅危惧種の高山植物タカネマンテマの種子増殖活動にも取り組む。県立磐田農業高校の2年生が9月、冷凍種子の発芽に取り組み成功した。5~6年間冷凍した種子を寒天培地に植え、気温20度で常時照明を当てたところ、81株中12株が発芽した。

 川勝平太知事は「南アルプスの環境保全はリニア中央新幹線と大いに関係がある」とし、ふるさと納税が世論形成に一役買うことへの期待感を示した。(阿久沢悦子)

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