【動画】和歌山県かつらぎ町で串柿づくりが最盛期=井手さゆり撮影
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 和歌山県かつらぎ町の四郷(しごう)地区で、正月の縁起物の串柿づくりが最盛期を迎えている。

 串柿は、皮をむいた10個の柿を、竹串に刺して乾燥させたもの。三種の神器の鏡(鏡餅)、まが玉(ダイダイ)とともに、剣(つるぎ)に見立てて飾られる。同地区では約400年前からつくられているという。近年は、小さな鏡餅用の5個の串柿も人気だ。

 10個の串柿には「いつもニコニコ(2個2個)、仲むつ(中六つ)まじく」、5個の串柿には「ひとりひとり(1個1個)が皆(3個)幸せに」という意味が込められている。

 生産農家の的場孝至(たかし)さん(76)、八重子さん(73)夫妻によると、今年は天候に恵まれ気温も低く、串柿づくりには好条件だという。「早く新型コロナウイルスが収まり、健康で幸せになれるよう願いを込めてつくっています」と話していた。年末、京阪神を中心に全国に向けて出荷される。(井手さゆり)