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 是正は足踏みしているが、改革の意気込みは消えていない――。そう留保をつけて一票の格差を合憲とした最高裁の判決には、「違憲」と断じる複数の裁判官の反対意見も付いた。無条件の合憲判断とは言えず、原告らは「不平等は続いている」と訴えた。

 今回の訴訟は、二つの弁護士グループがそれぞれ提訴していたが、最高裁の判決への評価は大きく分かれた。

 「極めて大きな前進だ」。升永英俊弁護士らのグループは判決後、最高裁判所前で「また一歩前進」と書いた紙を掲げ、笑顔を見せた。格差を許したものではない「留保付き合憲」とし、伊藤真弁護士は「判決は国会にさらなる努力を求めている」と評価した。

 一方、山口邦明弁護士らのグループは会見で「逃げた判決」と断じ、「まずは今の状態を著しい不平等と認め、その上で原因を探るべきだ。最高裁の判断基準は国民とずれている」と批判した。(新屋絵理)

裁判官から「著しい不平等にあたる」の声も

 合区による格差縮小に満足せず…

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