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 突然変異した新型コロナウイルスがミンクから人に感染したことが確認されたデンマークで18日、政府が出した殺処分の命令をめぐる混乱を受けて、閣僚が辞任した。

 AP通信などによると、農業担当のイェンセン食料・漁業・平等相は18日、地元テレビに「私の省が間違いを犯したことは明らかで責任を取る」と辞任の理由を語った。政府の対応をめぐって批判を浴びていた。

 デンマークはミンクの毛皮の産地として知られ、1500万~1700万匹を飼育している。今月初め、政府は国内に1100カ所以上あるミンク農場にすべての殺処分を命令したが、法的な根拠がなかったとして、フレデリクセン首相が議会で謝罪していた。ただ政府は全頭処分の方針は崩しておらず、17日に議会で多数派の支持が得られたとしていた。(ロンドン=下司佳代子)