エルサレム支局長・高野遼
拡大するポストトランプ 世界の視線
「バイデン政権になったら、パレスチナの状況は好転すると思いますか」。11月3日にあった米大統領選の投開票日以来、パレスチナの人々にそんな質問を何度もぶつけてきた。
「トランプ時代よりはマシになるだろう」と願望を込めて答えてくれる人もいるが、決して表情は明るくない。
むしろ、吐き捨てるように「どうせ変わらないさ。米国になんて期待していない」とつぶやく一言の方が心に刺さるものがあった。おそらく、それがパレスチナの置かれた現状を正しく示しているのだろうと思えたからだ。
「暗黒の時代」。トランプ政権の4年間は、パレスチナにとってみれば、そう表現できる。
イスラエルとパレスチナが互い…
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朝日新聞国際報道部