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 船体をコンパクト化し、低コストでつくられた新型護衛艦「FFM」の進水式が19日、岡山県玉野市の造船工場であった。海上自衛隊の人員不足をふまえ、乗組員を従来艦の半数にし、休養期間を増やす「クルー制」を採用。「働き方改革」の一環とも言えるが、中国軍の動きを警戒する重要な任務を担うだけに、「人は休ませつつ、艦は動かし続ける」(海自幹部)ことを目指す。

 FFMは水中に仕掛けられた「機雷」を除去する「掃海艦」の機能も併せ持ち、1隻で何役もこなせる多機能さが特徴だ。将来的には全護衛艦の半数近くをFFMに置きかえ、主力としていく計画だ。

 船体は全長133メートル(基準排水量3900トン)で、建造費は約460億円。通常タイプの護衛艦よりひとまわり小さく、コストも3分の2ほどだ。乗組員も約90人と通常艦の半数で、イージス艦に比べれば3分の1にすぎない。

 さらに関係者の注目を集めているのが、「クルー制」という新たな働き方だ。約90人ごとの4チーム(クルー)で3隻を担当。勤務期間が最も長くなったチームが下船して休養に入り、それまで休養していたチームが交代でその艦に乗る、という流れがイメージされているという。

 従来の護衛艦はそれぞれ内部のレイアウトが異なり、乗組員が固定され、休みをとることが難しかった。FFMは3隻ともレイアウトを同じにすることでクルー制の導入が可能となった。特定の艦への「愛艦精神」が損なわれるとの懸念も現場にはあるが、自衛隊幹部は「限られた予算と人員不足の中で、仕方がない流れだ」と話す。

 多機能さの一方、従来の護衛艦…

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