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 東日本大震災の復興事業で、工事を外注したように装い経費を偽装するなどして約7900万円を脱税したとして、法人税法違反などの罪に問われた廃棄物処理機械設置会社「コウキ」(兵庫県西宮市)元社長の杉田光男被告(54)と法人としての同社に対する初公判が19日、神戸地裁(村川主和裁判官)であった。杉田被告と同社は起訴内容を認めた。

 検察側は杉田被告に懲役1年を、同社に罰金2300万円を求刑し、弁護側は執行猶予を求め、即日結審した。判決は12月7日に言い渡される。

 検察側は冒頭陳述で、同社が2014年と16年に取引先など3社に架空の工事代金を請求させ、代金がかかったように偽装。一部は現金で回収して裏金を作るとともに、架空の工事代金を完成工事原価として計上して脱税したと指摘した。

 杉田被告は、震災復興関連の工事は規模が大きく多量なため、架空請求をしやすかったと説明した。また回収した現金の一部について「自分や家族のぜいたくに使った」とした。