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 この役は何としてもやりたい――。「泣く子はいねぇが」(20日公開)の脚本を読み、仲野太賀はそう思ったという。なぜ、それほど主人公に魅力を感じたのか。なぜ、物語にほれ込んだのか。ロケ地だった秋田・男鹿半島の「おもてなし」にもいたく感動したという。

拡大する写真・図版仲野太賀さん=外山俊樹撮影

 脚本を読み終えた仲野が「痛いほど共感した」と振り返る主人公・たすくは秋田に暮らす、どこにでもいそうな青年だ。ただ、たすくが他の人と違うところがあるとすれば、徹底的にダメなところ。

ダメ男の主人公 「でも…」

 妻ことね(吉岡里帆)との間に娘が生まれて舞い上がってはいるものの、父親の自覚がさらさらない。「飲まずに早く帰る」と約束したのに、参加したナマハゲの行事でぐいっと酒をあおってしまう。そればかりか泥酔し、全裸になって街をほっつき歩いてしまうのだから目も当てられない。そして、あられもない姿が、取材に来ていたテレビの生中継に映り込んでしまい……。

拡大する写真・図版(C)2020「泣く子はいねぇが」製作委員会

 むろん妻からは愛想を尽かされ、住民からも鼻つまみに。そして、逃げるように1人東京に移り住むことになる。

 ダメな男である。でも、仲野はこう思った。「自分の等身大を余すことなく表現できる。たすくが分かる」

 「僕も、20代に入った頃は1…

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