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 埼玉県毛呂山町で特産の「桂木ゆず」の収穫が始まった。ユズは1年周期で不作と豊作を繰り返すといい、今年は豊作。町内約50軒の農家で計約50トンの収量を見込む。11月中は主に果汁を使う加工業者へ出荷され、皮が厚くなって香りがいっそう増す12月からは飲食店などの需要が高まる。冬至(今年は12月21日)前ごろが出荷のピークという。

 山あいにある市川覚さん(72)宅では、裏手の斜面に植わった木々に黄色い実がびっしり。知人らが応援に駆けつけ、手や器具で次々にもいでいた。ユズの木の枝にはとげがあるため、台風が来ると実が落ちるだけでなく、枝に当たって傷ついてしまうという。市川さんは「日がよくあたって大きく育ち、台風も来なかったのできれいな実ができました」と話していた。

 町は、江戸時代からユズを生産していたとして「桂木ゆず」のブランドで町産ユズを売り出している。(西堀岳路)

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