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 新型コロナウイルスの影響を受ける地域経済の活性化を目的に和歌山市が全世帯に郵送した一人あたり3千円分の商品券について、盗難の被害届が約120件出されていることがわかった。県警は窃盗容疑で調べている。

 和歌山市は10月上旬から中旬にかけて、市内のスーパーや飲食店などで使える「和歌山市地域ささえ愛商品券」を、8月12日時点で住民基本台帳に記録されている全世帯(約17万6千世帯)に郵送した。

 市は配達状況を確認できる日本郵便の追跡サービスを利用し、商品券が配達されたかどうか記録している。知人には配られているのに届かないことを不審に思った市民が、市に照会して被害に気づいたケースが多いという。県警によると、マンションやアパートの集合ポストを使っている人から「盗まれた」という訴えが多く、県警は何者かが商品券を抜き取ったとみて調べている。

 市によると、盗難などを防止するために、商品券には市民一人ひとりとひもづけられた管理番号がふられている。これまでに被害届が出ている商品券が使われた形跡はないという。

 市の担当者は「商品券が届かないという人は、コールセンター(0120・931・603)に問い合わせてほしい」と話している。(滝沢貴大)