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 「ジョブ型」と称した人事制度を採り入れる企業が増えています。日立製作所や資生堂などの大手も導入し、年功序列などの日本型雇用は、本格的に崩れるとの見方もあります。しかし、「ジョブ型」の名付け親として知られる労働政策研究・研修機構の濱口桂一郎所長を訪ねると開口一番、「ジョブ型は『成果主義』の代替用語ではない」。一体、どういうことなのでしょうか。

拡大する写真・図版インタビューに応じる濱口桂一郎さん。「ジョブ型」という言葉が本来の意味から離れて使われ、労働問題の議論が混乱しかねないと心配する=2020年10月29日、東京都内、榊原謙撮影

「成果で評価」「解雇しやすくなる」「日本型雇用より柔軟」……その全てが「誤解」だと濱口さんは喝破します。名付け親自身が語る本当の「ジョブ型雇用」とは、どのようなものなのでしょうか。

 ――「ジョブ型」の人事制度を打ち出す企業が相次いでいます。

 「『ジョブ型雇用』は私が10年ほど前に言い出した言葉だが、今年に入って、字面は同じ『ジョブ型』でも、9割がた違う意味で使う企業が次々に出てきた。『人材を、労働時間ではなく成果で評価することがジョブ型』などというミスリーディングな言説もメディアをにぎわせている。議論の前提がグジャグジャになっており、さすがに捨ててはおけないという感じだ」

 ――ジョブ型とは本来、どのようなものなのですか。

 「会社と、そこで働く人をつな…

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