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 国の飲食店支援事業「Go To イート」のうち、地域限定で発行されるプレミアム付き食事券の販売が20日午前、東京都内でも始まった。この日から利用できる。新型コロナウイルスの感染者数が過去最多を日々更新するなか、キャンペーンが本格化する。

 窓口の一つとなっている東京都足立区の北千住マルイでは、午前10時の販売開始前に50人以上が列をつくった。購入に必要な引換券をスマートフォンの画面で示すのに時間がかかる人もいたが、徐々に混乱は解消された。

 区内に住む会社員の男性(44)は、2万5千円分を購入。すでにグルメサイト経由の予約でポイントがもらえる事業を3回ほど利用しており、「コロナは心配だが、少しでもお得に食事をしたい」。食事券は家族と一緒に利用するといい、「無事に買えてよかった。どの店で使うかは、家族と相談したい」と話した。

 ただし、前日には東京都内で500人を超える感染者が確認されており、感染拡大への懸念は根強い。息子(1)とともに購入に訪れた区内の女性会社員(33)は「店内の利用はちょっと心配なので、持ち帰りなどで利用してみたい」と話した。

 「イート」は、予約サイトを通じた飲食でポイントが付与される事業が10月1日にスタート。食事券事業は同5日の新潟県を皮切りに各地で順次始まった。東京は47都道府県で45番目。発行総額は全国最多の500億円だ。紙の「アナログ食事券」は1万2500円分を1万円で300万セット、「デジタル食事券」は1万円分を8千円で125万セット販売する予定。

 アナログ食事券を買うには引換券が必要で、スマートフォンかはがきで申し込む。スマホからの受け付けは毎日午前10時から先着順。都内では家電量販店などの商業施設を中心に約320カ所が販売窓口になっており、引換券を示せば1回2セットまで購入できる。

 事務局は「販売窓口で密が起きないよう、引換券の発行数を毎日コントロールする」としている。前日の発行分が相当数あったことから、20日は午前10時半に受け付けを締め切った。はがきでの申し込み分と、デジタル食事券は抽選となる。(兼田徳幸、塩入彩)