拡大する写真・図版ポストトランプ 世界の視線

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台北支局長・石田耕一郎

 米中対立が激しくなるのにともない、米国との蜜月を築くことに成功した台湾の人々は、今回の米大統領選で明らかに「トランプ氏推し」だった。

 このため、台湾の世論は「バイデン氏の勝利確実」との報に、大きなショックを受けている。蔡英文(ツァイインウェン)総統は今後、任期の3年余りの間に対米関係をどう発展させていくのだろうか。その動向を探ってみると、日本とも深く絡む戦略が見えてくる。

「台湾に優しく、中国に厳しい」

 「トランプ氏が負けそうだ。どうすればいい?」。 与党・民進党の立法委員(国会議員)は、大統領選の開票状況が連日報じられる中、80代の父親から不安げな電話を受けたという。委員は朝日新聞の取材に対しこう振り返った。「台湾の人々は激戦となったペンシルベニア州の選挙人の数も知っていた。非常に関心が高かった証左だ」

拡大する写真・図版米大統領選での「バイデン氏勝利」を大きく報じる台湾の主要紙=台北、石田耕一郎撮影

 台湾は、米大統領選の前に英国の世論調査機関が行った調査で、対象となった欧州・アジアの計15カ国・地域の中で唯一、トランプ氏の再選を願う人が多数を占めていた。この立法委員は「台湾の利益を考えると、台湾の人々は当然トランプ氏支持になる。トランプ氏は台湾に優しく、中国に厳しいからだ」と言う。

 台湾は1979年に米国と断交…

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