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 新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、全国最大規模の初詣客が集まる千葉県成田市の成田山新勝寺と成田市などは20日、来年は、2月まで分散して初詣に来るよう呼びかける対策を決めた。周辺にカメラを設置してインターネットで参道の混雑状況を中継し、すいている時期の参詣(さんけい)を促す。

 新勝寺によると、今年の正月三が日の参詣者数は約318万人で、記録が残る1964年以降で過去最多だった。例年2月の節分ごろまで初詣客が来るといい、来年は初詣の時期を遅らせるよう促す。

 分散化の切り札が、スマートフォンを介したキャッシュレス決済「PayPay(ペイペイ)」を使って成田市内の約1600店で買い物をした人へのポイント付与だ。市は来年1月12日から1カ月間、「2021年」にちなんで購入金額の21%分のポイント(期間中累計の上限5千円分)を付与するキャンペーンを実施し、「密を避けると『福』がある」(担当者)と訴えていく。

 新勝寺では混雑を解消するため、大みそかから来年1月3日午後6時まで、入り口を2カ所に制限し、混雑時の境内への入場規制も導入する。大みそかからは成田市観光協会がライブカメラを3カ所に設置し、参道などの様子をホームページで配信する。

 正月は成田市内の観光業にとって年一番のかき入れ時といい、参道に店を構える一人は「初詣は中止しないでほしい」と語った。(青山祥子)