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 青森県鰺ケ沢町の海水浴場に今夏、突然姿を現して話題となった巨大ワニのサンドアート。謎に包まれていた制作者が地元出身の若者グループだったことがわかり、町は20日、地域の認知度アップに貢献したとして「鰺ケ沢町特別賞」を贈った。

 この日、役場の町長室で開かれた表彰式に現れたのは、赤や緑色のつなぎに身を包んだ22歳の若者4人。鰺ケ沢中学校の同級生で、2人は町内、2人は弘前市内在住の社会人や大学生だという。同町を拠点にふるさとの活性化などに取り組む「West Coast Project(ウエスト・コースト・プロジェクト)」のメンバーで、活動をユーチューブで発信している。

 精巧な作りと5メートルを超える大きさがメディアやSNSで話題となった2匹の巨大ワニは、残りのメンバーを加えた6人でそれぞれ9~12時間かけて作った。リーダー格で弘前市在住の田中健也さんは「町に戻ると人が減っていて、活気づけたいと思った」という。平田衛町長から表彰状を受け取り、「ここまで反響が広がるとは思わなかった。町が注目されてよかった」と話した。

 グループは、その後も子ワニや大ダコのサンドアートを次々と作製。平田町長は「季節以外の海水浴場の活用法としておもしろい。自由な発想を邪魔しないよう応援したい」とエールを送り、田中さんは「鰺ケ沢を住みよい町にして若い人を呼び込みたい。ユーチューバーとして、いろんなことにチャレンジし町を盛り上げたい」と話した。(林義則)