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 山口市徳地堀の防長交通堀駐在のバスの待合室が、地元の防府高校佐波分校の生徒の作品で鮮やかに彩られた。全校生徒52人が思い思いに染めた伝統の徳地和紙を使った装飾や草木染の座布団、手作りのベンチが17日、お披露目された。

 佐波分校では6月から、徳地地域づくり協議会とともに、魅力あるバスの待合室に変える「交通プロジェクト」に取り組んできた。徳地和紙は家庭クラブの生徒が地域の和紙工房ですいた。座布団カバーは地元のいちご園から譲り受けたブルーベリーと、徳地産のタマネギで染めた。生徒が設計、ヤスリ掛けしたベンチも設置された。

 3年の岡村ひなたさん(18)は「活動を通じて地域のみなさんの優しさを感じた。待合室を使う人の印象に残ったらうれしい」。和紙の折り染めの指導を担当した徳地和紙ワークス代表の船瀬春香さん(47)は「伝統工芸品を知ってもらう機会が少ない中で、全員が全力で楽しみながら挑戦してくれた。生徒たちの気持ちが形になったと思う」と話した。(寺島笑花)

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