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 1日あたりの感染者数が全国各地で過去最多を更新するなど、感染が急拡大している。その一方、21~23日の3連休では観光地で多くの人出が予想されている。

 草津温泉がある群馬県草津町の調べでは、町内への10月の総入り込み客数は「Go To トラベル」の効果もあり前年比99・12%の24万4735人、宿泊客数も98・67%の17万1610人だった。前年比でいずれも9割以上減だった5月などから大きく回復した。草津温泉旅館協同組合によると、この3連休も多くの旅館やホテルが予約で埋まっているという。

 渋川伊香保温泉観光協会のまとめでは、伊香保温泉(同県渋川市)でも3連休はほとんどの宿泊施設が満室だ。近場の旅行が推奨されていることもあり、紅葉が見頃だった11月前半は「体感では例年より多いくらい」(担当者)。東京などで広がる「第3波」を受けた宿泊施設のキャンセルなどはまだ聞かれないが、担当者は「客足がやっと例年並みに戻ってきたところ。どうにか感染者数が減ってほしい」と話した。

 伊香保温泉で旅館を経営する40代の男性は「多くの人に来てほしいという思いと、人が動いて感染が広まる心配は常に持っている」と話す。県内は、東京周辺などと比べて感染は抑えられているが、いつ急増するか分からない。男性は「できるだけの対策はしているが、近くで感染者が増えれば不安は大きくなる」と懸念する。(森岡航平)