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 秋空の下、伝統の踊りが戻ってきた――。新型コロナウイルスの影響で今夏、戦後初めて中止となった阿波踊りが規模を縮小し、3連休初日の21日から22日までの日程で始まった。来夏の本格開催に向け、感染症対策の検証を兼ねた試み。徳島市中心部では、フェースシールドやマスクを着けた踊り手が、間隔を空けながら演舞を繰り広げた。(伊藤稔)

会場は5千席→890席に

 独特の2拍子のリズムに乗り、踊り手たちが右手と右足、左手と左足を同時に出して舞い踊る。

 徳島市中心部の藍場浜公園。夏の阿波踊りでは例年、踊り手と観客で埋まり、熱気がこもる代表的な演舞場のひとつだが、この日は少し様子が違った。

 会場に設けられた桟敷席は従来の約5千席より大幅に減らして約890席に。観客は入り口で検温を受け、スマホのデジタルチケットで入場。前後左右とも1メートル以上空け、マスクを着用して席についた。

 演舞する踊り手も、笛や三味線、鉦(かね)など鳴り物を奏でる演者もマスクやフェースガードなどを着けた。例年なら5列に並んで行進するが、3密を避けるため今回は3列にした。

 踊り手も観客も、大声をあげるのは慎むよう求められており、ふだんとは違う静かな演舞場になった。

 21日午前の公演で踊りを披露したのは、徳島県阿波踊り協会に所属する有名連(踊り手グループ)のメンバー160人ほど。協会副会長で、有名連「娯茶平(ごぢやへい)」の岡秀昭連長(79)は「マスクをしてでも踊ることはできるということをアピールしたかった。阿波踊りは徳島の宝物。その火を消したくない」と話す。

 今回のイベントを主催したのは…

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