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 新型コロナウイルスの影響から自動車市場が急回復している中国で、「広州モーターショー」が20日始まった。自動車各社の業績回復が「中国頼み」となるなか、日系各社も新エネルギー車を始め、中国向けモデルを発表した。

 今回は国内外メーカーの約980台が展示され、うち新エネルギー車が142台と7分の1を占めた。

 ホンダと中国企業の合弁会社「東風本田」は、電気自動車(EV)で小型のスポーツ用多目的車(SUV)の「M―NV」を初公開。中国の地元ブランドで発売し、価格は約15万元(約225万円)。1回の充電で480キロ走行できる。

 トヨタは「一汽」と「広汽」の現地合弁会社2社が、中型セダンやプラグインハイブリッド車など6車種を新たに披露。一汽は展示した8車種のうち7車種が、EVやハイブリッド車(HV)など新エネルギー車。中国政府が10月に示した2035年までに新車販売すべてをEVなどの新エネルギー車やHVにするとの方針に沿った形だ。トヨタは「セダンやSUVなどで新エネルギー車を充実させていく」という。

 中国の1~10月の乗用車販売は前年同期比4・7%減の1969万台だが、10月は同12・5%増と回復基調が鮮明だ。トヨタは10月に同33・3%増となるなど日系各社の好調さが目立つ。(広州=奥寺淳)