天皇、皇后両陛下がオンラインを使った活動を本格化させている。18日にはお住まいの赤坂御所(東京都港区)で、日本赤十字社医療センター(同渋谷区)と、北海道、沖縄県、福島県の関連病院をオンラインでつなぎ、現場の医師や看護師らをねぎらった。宮内庁によると初の試みで、コロナ禍で現場に足を運べない中、画面を通してではあるが、直接交流する「令和流」の始まりとなった。

 赤坂御所には、両陛下が画面越しの相手を認識しやすくするため、50インチの大型画面が用意された。新型コロナウイルス感染症の専用病棟の映像などが流され、同センターの本間之夫院長らが現在の対応を説明。赤十字社の富田博樹副社長によると、天皇陛下は病棟の映像や職員とのやりとりについて、「まるで目の前にいるみたいだね」と皇后雅子さまに語りかけながら熱心に聞いていたという。

 続いて、三つの関連病院の医師らと交流。両陛下側の画面に各病院の医師や看護師が同時に映し出された。両陛下は「みなさまのご活動に大変敬意を表します」などとねぎらい、雅子さまは感染状況に加えて現場で働く人たちの苦労を心配していたという。

 医療センター側では、65インチの大型画面のほか、パソコン画面が使われた。

 宮内庁によると、両陛下はかねて新型コロナの対応にあたる医療関係者をねぎらいたい意向があったという。だが、病院を訪問すれば現場の負担になりかねず、オンラインでの視察が導入された。

 当初、両陛下の活動へのオンライン利用について、宮内庁は「選択肢の一つ」としながらも積極的な姿勢は見せてこなかった。「両陛下の思いを届けるには直接会い、話すことが大切」(同庁幹部)という考えも根強い。

 ただ、コロナの収束は見通せない。両陛下の定例地方訪問、全国植樹祭などの「四大行幸啓」は中止され、即位後初の外国訪問となるはずだった両陛下の英国訪問は延期に。国民との交流機会が依然として少ないなか、本格的にオンライン導入を検討することになった。

 ただ、オンラインによる視察や…

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