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 大みそかに行われる伝統行事「男鹿のナマハゲ」について、秋田県男鹿市は、行事を行う場合の新型コロナウイルスの感染防止策をまとめたチラシを各町内会に配った。感染拡大を懸念して各町内が開催の判断に悩んでいるためという。20日に会見した菅原広二市長は「コロナと共生しながら、なんとか続けていければ」と述べた。

 ナマハゲは「泣く子はいねが」などと大声で叫びながら家々を巡り、無病息災などをもたらす来訪神。各家は酒や料理でナマハゲをもてなすことで知られる。

 チラシでは、大声を出す場合は一定の距離を確保する▽酒などの回し飲みは避ける▽面を共有する場合は消毒する――などを提案。ナマハゲを迎える家にも、大皿を避けることやこまめな換気を呼びかけている。

 市によると、市内148町内のうち近年ナマハゲ行事を行っているのは93町内。すでに6町内が中止、7町内が実施を決めた。残り80町内は検討中という。菅原市長は「一度やめてしまうと復活が大変ということもある。(各町内は)迷っているので、少しでも市の考え方を伝えたい」と話した。(高橋杏璃)