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 大相撲11月場所(東京・国技館)は千秋楽の22日、1敗の大関貴景勝と2敗の小結照ノ富士が、賜杯(しはい)をかけて結びに臨む。15日制が定着した1949年夏場所以降、1差の力士同士(3人以上を含む)が千秋楽で直接対決した例は32あり、リードしていた力士が逆転を食らったのは10度。その一つが、照ノ富士だ。

 2017年春場所。照ノ富士は13勝1敗で千秋楽を迎えながら、左胸にけがを負っていた2敗の新横綱・稀勢の里を相手に本割、優勝決定戦と連敗し、優勝を逃した。

 あれから3年余。今場所14日目に「幕尻」志摩ノ海との2敗対決を制した照ノ富士は今回はリードを許し、逆転を狙う立場に。ただ、照ノ富士は楽日の貴景勝戦を前に「毎日積み重ねていけば後で結果はついてくる」と淡々と話した。

 貴景勝は、優勝すれば来年初場所に綱とりがかかる。「自然体で、集中してやることが大事」と、こちらも気負いを感じさせない。

 大一番を、八角理事長(元横綱北勝海)はこう占う。「照ノ富士は体調が万全じゃないから、(本割、決定戦と)2番取るのは大変だと思うんですよね。勝っても2番取れるほど、ヒザがもつかどうか。貴景勝の方が有利であることは間違いない」