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 新型コロナウイルスの影響で苦境に陥っている外国人留学生を支援するために松本市の「丸の内ビジネス専門学校」がクラウドファンディング(CF)を続けている。春に一時帰国して日本に戻れなくなり、たまった家賃や光熱費の支払いなどに充てるという。

 同校は1948年に創立され、76年に全国で初めて専門学校に認可された。88年から留学生を受け入れ始め、出身国はこれまでにスリランカ、インドネシア、ベトナム、ネパール、中国、ブラジルなど二十数カ国に及ぶ。5月1日時点でビジネス科などに96人の留学生が在籍する。

 コロナ禍で、留学生たちの状況も一変した。多くがアルバイトで生活費を稼ぐが、緊急事態宣言による飲食店の休業などで収入がゼロに。同校は教職員や一般から寄付を募って少しずつ現金を支給したり、米やカップ麺、タオル、トイレットペーパー、マスクなどの物資を配布したりして急場を支えてきた。

 春休みを使って一時帰国した留学生が日本に戻れなくなるケースも続出。10月になってようやくネパールの3人が日本に戻ることができた。公共交通機関は使えず、成田空港へ車で2度迎えに行ったという。

 日本に戻れない留学生はほかにもいる。この間、アパートの家賃などを払えず、1人あたり数十万円の滞納分がのしかかる。内川小百合校長は「これだけまとまった金額を支援するには限界があります。日本での就職を志し、勉学を継続したいと望む留学生のために、ご支援をお願いします」と呼びかけている。

 CFの目標額は当初の125万円を上回り、300万円に引き上げた。困窮度に応じて留学生に全額給付するという。支援募集はインターネットで12月4日午後11時まで。同校(0263・32・5589)でも直接受け付けている。(羽場正浩)

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