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 コロナ禍への不安がじんわりと広がっていた6月、山梨県内で初めて新型コロナウイルスに絡む詐欺被害が確認され、高齢女性が1500万円をだまし取られた。翌日、捜査員に逮捕された「受け子」の男2人の犯行で、手を染めたきっかけもコロナだった。

 詐欺罪で起訴されたのは、静岡県富士市の無職大川敏也被告(55)と埼玉県和光市の無職高橋雅士被告(46)。17日、甲府地裁で判決があり、懲役3年6カ月(求刑懲役5年)の実刑判決を受けた。

 判決などによると、6月8、9日、氏名不詳者が長男を名乗り、甲斐市の70代女性宅に「病院でPCR検査を受けたとき、小切手が入った荷物をなくした」「コロナが陽性だった。助けてほしい」と電話をかけ、2人が女性宅で2回にわたり計1500万円をだまし取った。山梨市の80代男性2人からもそれぞれ125万円、280万円をだまし取った。

 初公判で「まちがいありません」と起訴内容を認めた両被告。法廷で犯行に至る経緯が明らかになった。

    ◇

 職を転々とし、仕事を探していた大川被告は、3月から静岡県内の飲食店で働き始めた。だが、感染拡大で店はまもなく休業を余儀なくされ、自身はクビに。家賃約75万円を滞納し、生活保護を申請した。

 大家は「少しずつ払えばいい」と言ってくれたが、連帯保証人の息子に迷惑をかけられない。息子に相談すると、「荷物を受け取る仕事があり、1週間で10万円になる」と男を紹介され、仕事の説明を受けた。「怪しい」とは思いつつ、人に会うため東京・池袋に向かった。

 そのころ、高橋被告は「お金に…

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