聞き手・城真弓
とにかく怖かったです。元国鉄職員で「昭和のおやじ」。いつもぶすっとして、口を開けば怒っていました。笑うのを見たのは、職場に夕食用の弁当を母といっしょに届けた時くらい。家で碁や将棋、勉強もよくしていましたね。
僕が小学生のころ、ソフトボールチームの練習で、ちゃんと並ばなかったり話を聞かなかったり、ちょっとでも行儀が悪いと、人前だろうが試合中だろうが、「ちゃんとせえ」と怒鳴られました。大きな石を持って追いかけられたこともあります。「待てこらあ」と投げてくる。クレージーですよ。
高校生でお笑いに目覚めましたが、「才能がない」と反対されました。父は高卒で苦労したんで息子3人を大学に行かせるのが夢と母から聞き、本当はすぐ芸人になりたかったけど進学しました。卒業後、上京して売れなかった時も「30歳までにはやめろ」、仕事で食えるようになっても「貯金しとけ」と小言ばかり。ほめられたことはないですね。
4年前に福岡に移り、会う回数…
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