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 北海道と札幌市などは22日、新型コロナウイルスの感染者が新たに245人確認されたと発表した。うち札幌市は153人。道内全体では5日連続の200人超となり、累計で7千人を超え、のべ7163人。新たに3人が死亡した。旭川市では過去最多の40人が感染し、コロナ患者を受け入れる基幹病院の一つでクラスター(感染者集団)が発生。医療体制の逼迫(ひっぱく)が続く。(本田大次郎、芳垣文子、田中啓介)

 旭川市の旭川厚生病院で発生したクラスターでは28人の感染が確認された。同院は病床数499床の総合病院で、救急患者を受け入れる地域の中核病院。コロナ患者も受け入れている。 感染者の内訳は、看護師ら職員12人、退院者2人を含む患者16人。21日に感染が判明した看護師1人も含む感染者は計29人。同院は5階西病棟を感染者専用として患者を移す。感染した職員は自宅待機とした。当面の間、救急患者や新規外来の受け入れは停止する。森達也院長は会見で「入院患者や関係者に多大な不安を与えることになり、おわびしたい。院内で感染した患者は院内で引き受ける」と述べた。

 また、すでに市内で大規模なクラスターとなっている吉田病院では市外在住者を含む7人の新たな感染がわかり、計94人になった。

 旭川市内では、厚生病院を含む五つの基幹病院でコロナ患者向けの病床を102床確保していた。22日時点で病床は7割弱が埋まっており、入院待機は40人。厚生病院でのクラスター発生で、市内でのコロナ患者への対応状況は厳しさを増している。上川総合振興局によると、軽症者や無症状の感染者を受け入れる宿泊療養施設の早期開設に向け、関係者と調整を急いでいるという。

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 道内各地では、すでに発生したクラスターで新たな感染者の判明が相次いだ。

 北広島市の障害者支援施設では利用者2人と職員1人が感染し計102人、北海道中央労災病院(岩見沢市)では職員1人が感染し計36人。滝川中央病院は1人増え計26人、市立釧路総合病院では入院患者2人と実習中の学生1人が加わり計16人。

 札幌市の手稲渓仁会病院は患者4人と看護師1人の感染が判明し、計18人になったと公表。27日までは外来診療は予約のある患者に限り、不急の手術・検査は見合わせる。

 教育現場でも感染確認が続いている。札幌市では、市立東光小で児童3人が感染。市立伏見中と南が丘中で生徒各1人の感染がわかった。感染した児童・生徒の在籍するクラスは5~11日間、学級閉鎖とした。

 また、道警は札幌厚別署刑事部門の20代の男性巡査長が感染したと発表した。濃厚接触の疑いのある署員5人は自宅待機とした。署の業務に支障は出ていないという。

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