走り幅跳びで日本勢初の世界選手権入賞を果たした橋岡優輝と、サッカー男子五輪代表候補でJ1浦和の橋岡大樹は、いとこ同士。目標は共に東京五輪に出場し、メダルを獲得することだ。兄弟のように育った2人が、競技の違いを超え、家族や五輪への思いを語り合った。
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 同い年のいとこ同士、そろって東京五輪に出場する。それが「橋岡家」の夢だ。走り幅跳びで日本勢初の世界選手権入賞を果たした橋岡優輝(21)と、サッカー男子五輪代表候補でJ1浦和の橋岡大樹(21)。幼い頃から兄弟のように育った2人が、競技の違いを超え、家族や五輪への思いを語り合った。

 優輝選手の父親の弟が、大樹選手の父親といういとこ関係。子どものころから家族ぐるみの付き合いをしてきた。

 優輝 大樹は底なしの明るさがあって、ユニークなキャラクター。人から好かれやすいタイプですね。計算していないのに、周りが勝手に良いイメージを持つというか。

 大樹 優輝はめちゃくちゃ負けず嫌い。明るさは親しくなった人にしか見せないクールなイメージがある。あと、イケメン。ツイッターの検索ワードで「橋岡 イケメン」って出てくるから、俺かなぁって思ったら、全部優輝で。そりゃそうかと思いますけど。

 優輝 何だそれ!

 幼少期、互いを見る目は少し違った。

 大樹 ライバル視とかはまったくなかった。子どもの頃は、そこまで必死にスポーツをやっていたわけではなかったので。

 優輝 僕はライバル視していましたね。小学生の時に、さいたま市で申し込めば誰でも出られる100メートル走の大会があって。大樹は学年でいうと一つ下なんですけど、一緒に出ることもあった。僕も足の速さには自信があったので、大樹の方が速かったりすると、「くっそー、負けたわ~」って感じていましたね。

 大樹 覚えているよ。確かに優輝は入賞したりしなかったりだったけど、俺は小学3、4年の時に優勝したこともあった。中学からは優輝が陸上を本格的に始めて、どんどん(記録を)出していった印象。「小学生の時は俺が勝ってたんだけどなぁ」「やっぱりあいつはすごかったんだなぁ」って思ってた。

 僕は母が元陸上選手だけど、自分がその道に行く気にはまったくならなかった。さっき言ったさいたま市の大会も、優勝したら県大会に行けることになっていて、親にも「出てみれば」って言われたけど、まったく興味なくて。「いや、いいやー」みたいな感じでしたね。

 個人競技と団体競技。同じスポーツでもまったく違う競技に身をおくからこそ、相手のフィールドが気になる。

 大樹 すごいなと思うのが優輝のメンタル。記録を更新していくっていうのは、自分との戦いなんだろうなって思います。僕は団体競技なんで、仲間との相乗効果とかもあるし。

 聞いてみたいのは、他の選手が良い記録を出した時のメンタル。「自分ならこれは越せる」「絶対勝てるでしょ」と強気でいることが多いのか、それとも「これ、いけるかな」って不安になることもある?

 優輝 試合で直前に誰かが跳んだ時は、「まぁ、越せるでしょ」っていう感じ。試合になったら自分が一番じゃないといけないって思っていて。さっき大樹が言ってたように「負けず嫌い」なので。

 大樹は、自分のことを考えながら常にチームの動きも把握している。僕は個人競技なので、自分がどうするかを考えれば良いけど、サッカーは周りとのコミュニケーションも大事。大樹の性格でうまくやっている部分もあるんだと思うし、周りから期待もされていてすごいなと思います。

 試合中にどこまで考えているのか、気になりますね。サッカー漫画だとすごく考えている描写があるけど、現実は違うものなの?

 大樹 漫画はワンシーンがめちゃくちゃ長い。同じようなことを考えてはいるけど、スピード感が違うかな。とりあえず、ぱっと次のことを考えて、その繰り返し。俺自身うまくできているか分からないけど。

 ともに新型コロナウイルスの影響で活動自粛を強いられた。

 優輝 4月から大学のグラウンドが使えなくなってしまったので、近くの公園や自宅周りでトレーニングしていました。まともな練習はできていなかった。ウェートトレーニングも、使える施設がなかったので、両親を重り代わりに背負ったり、水を入れて重りになる道具を新たに買ったり。できる範囲でやっていました。1カ月以上自粛が続くと「いつ終わるんだろう」っていうネガティブな思いも湧いちゃって。中だるみもあったかな。5月病になりました。

 大樹 僕は一人暮らしなので、一人で過ごすことが多かった。自宅の部屋の一つをトレーニングルームにして、いろんな器具をそろえてウェートトレーニングしている時間が長かったですね。あとは料理も挑戦してみようと思って、自炊したんですけど……。1週間で終わりました!

 優輝 僕はまだ実家暮らし。日…

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