[PR]

 米大統領選をめぐり、「不正があった」と主張して訴訟を乱発しているトランプ大統領の弁護団を率いるジュリアーニ元ニューヨーク市長らは22日、シドニー・パウエル弁護士について「トランプ陣営の弁護団のメンバーではない」という異例の声明を発表した。ジュリアーニ氏は19日、パウエル氏と一緒に会見して不正を訴えたばかりだったが、距離を取った形だ。

 19日の会見ではジュリアーニ氏が、ペンシルベニア州などで不正投票が横行していると主張。パウエル氏は、米国で使われている選挙システムの多くは「ベネズエラの故チャベス前大統領が、二度と選挙に負けないように作った」と訴え、「トランプ氏からバイデン氏に一定の票が行く仕組みになっていたが、あまりに多くの票がトランプ氏に入ったため、アルゴリズムが壊れた」などと述べていた。さらに、21日にはテレビのインタビューでジョージア州知事(共和党)らもこの関連で賄賂を受け取っていた、と主張していた。

 ワシントン・ポストはトランプ陣営幹部の話として、トランプ氏はパウエル氏について「自身を助けるよりも、不利にしている」と判断したと報じた。この幹部は「さすがのトランプ氏にとっても、彼女はクレージー過ぎた」と語ったという。(ワシントン=園田耕司)