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 青森県弘前市で23日、市内の飲食業者を対象にした新型コロナウイルスの予防対策研修会が開催された。市と商工会議所が主催し、約80人が参加した。

 研修会では、弘前大学医学部付属病院の萱場広之・感染制御センター長が講師を務め、3密、物品の共有、対面での会話などが感染の要因になっていると説明。感染防止の基本の「S」として整理、整頓、清潔、清掃、しつけ(教育)の5項目を挙げ、「冬場は乾燥し、飛沫(ひまつ)が漂いやすくなるのでこれまで以上にこまめな換気を心がける」「スタッフへの啓発など店全体で防止策を考えて」と話した。店のメニューや調味料は他の客との共有を避けるため、メニューを壁に貼ったり使い捨てのものにしたりするなどの対策をとることも有効だという。

 弘前市では10月中旬に接待を伴う飲食店で大規模なクラスター(感染者集団)が発生。市は公立小中学校を臨時休校にしたほか、接待を伴う市内の飲食店を対象に休業協力依頼を出すなど対応に追われた。

 この日は研修を受けた参加者に修了証が発行され、店舗名が今後、市のホームページに掲載される予定だという。(仲川明里)