[PR]

 23日、県内で新たに10人の新型コロナウイルス感染者が発表された。県内の感染者は再陽性の1人を含めて延べ508人となった。17日に400人を超えてから1週間以内での500人突破となり、増加のペースが加速している状況だ。

 県などによると、年代は20代から90代以上で、居住地別では岡山市3人▽倉敷市1人▽美作市4人▽美咲町1人▽総社市1人。

 美作市の4人は、市立大原病院で働く30代女性と、入院する70代と90代以上の女性患者3人。30代女性が16日、感染確認された岡山市の30代男性と会食、濃厚接触者として検査を受けて判明した。

 3月22日に県内初の感染者が発表されて以降、感染者は8月5日に100人、10月25日に200人に達した。今月に入って急増、3日に300人となってから、2週間後の17日に400人を超えた。

 県によると、これまでクラスター(感染者集団)が13件発生し、そのうち10件が10月以降。感染者増はこの影響が大きいという。(高橋孝二)

     ◇

 国の消費喚起策「Go to キャンペーン」が運用見直しの方向となったことを受け、対応などを協議する全国知事会の新型コロナウイルス緊急対策本部会議が23日、ウェブ会議であった。伊原木隆太知事は会議後の取材に対し「(Go to トラベルの対象地域から除外となる)ステージⅢには至っていない」との考えを示した。

 伊原木知事は「県北のクラスター(感染者集団)は封じ込めにほぼ成功したが、県南は関西を中心に火種が常に降りかかっている状態で終息する見込みが現時点では立っていない」と現状について語った。

 感染状況をステージⅢと判断する六つの指標は、18日現在でコロナ病床に対する占有率28・5%と目安の25%以上を上回り、直近1週間の新規感染者数もその前週よりも多く、二つに該当するが、伊原木知事は「総合的に見れば、ステージⅢには至っていない」と述べた。

 このため知事は「(キャンペーンに制限を加えるほど)ひっぱくしているとは思わない。今は引いて、収まったら使う発想をして欲しい」と述べた。(高橋孝二)