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 生活に困っている世帯への食料支援に取り組む認定NPO法人「フードバンク山梨」(山梨県南アルプス市)が、新たな活動拠点を探している。2016年から食料品の保管や発送作業に使っている南アルプス市在家塚の倉庫が来年1月末、賃貸契約の満了を迎えるためだ。新たな候補地のめどはまだ立っていないという。

 倉庫は、JA南アルプス市の旧Aコープ白根店を借りてきた。延べ床面積は約550平方メートルで、約20トンの食料品などを保管できる。JA南アルプス市の新たな事業計画で契約の更新ができなくなったという。

 探しているのは市内や周辺を対象に、700~1千平方メートルの敷地面積で、食料品などを発送する10トン車の出入りが可能な土地。プレハブ倉庫の建設も検討している。

 フードバンク山梨は月2回、生活困窮世帯に食料品を宅配。夏休みなど学校の長期の休み期間中、子育て世帯のほか、コロナ禍でアルバイトなどがなくなり学費や生活に困っている大学生や留学生も支援してきた。16年から延べ約2万5千の家庭や施設に約500トンの食料品などを提供。コロナ禍で支援世帯は増加傾向にあり、年間延べ5千~8千世帯の支援が必要と見込む。

 米山けい子理事長は「大型の倉庫と作業施設がなくなると活動に支障をきたすことになりかねない。年内には移転場所を決めたい」と話す。

 情報提供などはフードバンク山梨(055・298・4844)へ。(田中正一)