藤井匠
三重県伊賀市小田町の旧小田小学校本館で、学校教育の現場で使われていた視聴覚機材を紹介する「昭和・平成の視聴覚室展」が開かれている。最近はあまり使われることがないスライド映写機など、昭和生まれの世代にとっては懐かしい機材約20点が並ぶ。
会場の旧小田小学校本館は1881(明治14)年の建築。玄関ポーチやバルコニーに特徴があり、洋風建築のシンボルとして太鼓楼を備える。現存する小学校校舎としては県内で最も古いとされ、県の有形文化財に指定されている。
今回の展示は、市文化都市協会(ぶんと)による施設利活用事業の一環。地元で昭和の電化製品を収集している「昭和ハウス」が協力した。
会場には、オーバーヘッドプロジェクター、ビデオカメラ、ビデオデッキ、レコードプレーヤー、プラネタリウムなどが並ぶ。カセットテープ、フロッピーディスク、CDなど、変遷を遂げていった記録媒体も展示。もともとは旧小田小学校で使われていた機材が中心だ。
ぶんとの担当者は「大人は昔を振り返って、子どもは学校現場の工夫を想像してほしい」と話す。
30日まで。火曜休館。一般300円、小学生以上高校生以下100円。問い合わせは市文化都市協会(0595・22・0511)。(藤井匠)
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