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 コロナ禍が急拡大する中で迎えた3連休最終日の23日、各地の行楽地は多くの人でにぎわった。横浜市中区の「三渓園」ではイチョウが色づき、特別公開中の重要文化財「聴秋閣」も、秋の情緒に深みを加えている。

 聴秋閣は1600年代前半に建てられた。ヒノキの皮や木の板を重ねて屋根を葺(ふ)く「檜皮(ひわだ)葺(ぶき)」が特徴で、三渓園を造った実業家の原三渓(1868~1939)が秋を楽しむため、東京から移築したという。

 同園の紅葉の見ごろは12月上~中旬で、奥の遊歩道からは、色づき始めた紅葉と聴秋閣、三重塔を一度に望める。学芸員の原未織さんは「原三渓が考え尽くした美しさを、時を超えて感じてほしい」と話す。

 一方、イチョウは見ごろを迎えた。黄色く色づいた葉が地面を覆い、重要文化財「旧天瑞寺寿塔覆堂」の茶色い屋根と美しいコントラストを見せている。

 横浜市港北区から来た女性(30)は「新型コロナの感染者が増えているが、外なら人との距離を保てるかなと思った。近場でこんな紅葉やイチョウが見られてうれしい」と話した。

 聴秋閣などの特別公開は12月6日まで。入園料は大人700円、小中学生200円。問い合わせは同園(045・621・0634)へ。(林瞬)

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