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 加藤勝信官房長官は24日午前の記者会見で、安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に主催した夕食会をめぐり、費用の一部を補塡(ほてん)した可能性が出ていることについて、「捜査に関する事項について政府としてコメントは控えてきている」として論評を避けた。

 加藤氏は、安倍氏の事務所が「捜査に協力し、真摯(しんし)に対応している」との文書を出したことに触れ、「そうした対応を政府としては見守っていきたい」と述べるにとどめた。「あくまでも報道がなされているというだけというのが現状だ。私どもとしては、従前の説明に何ら変わるところはない」として、夕食会の経緯を再調査する必要性はないとの認識を示した。

 夕食会は、安倍氏の公設第1秘書が代表を務める政治団体「安倍晋三後援会」が2013~19年、1人5千円の会費制で都内のホテルで開催。関係者によると、安倍氏側から支払いがあったことを示す領収書をホテル側が作成しており、夕食会にかかった総費用は参加者から集めた会費だけでは足りず、差額を安倍氏側が負担した可能性があることが判明。差額は数年間で少なくとも計数百万円だったという。安倍氏の首相在任中の国会答弁で「事務所側が補塡した事実は全くない」などとしていた。