拡大する写真・図版東日本大震災の被災者や救援活動に携わる人たちにビデオメッセージとして語りかける天皇陛下(当時)=2011年3月、宮内庁提供

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 2011年3月の東日本大震災の発生直後、当時の天皇陛下(上皇さま)は国民に向けたビデオメッセージを出しました。新型コロナウイルス禍では、現天皇はビデオメッセージを出していません。その違いが生じる理由は何なのか。天皇制に詳しい2人の識者に語ってもらいました。

天皇陛下のビデオメッセージ
東日本大震災の発生から5日後の2011年3月16日、天皇陛下(上皇さま)が国民へのメッセージをビデオで発表した。被災者や支援活動に携わる人たちを励ましたいという強い希望からで、約5分半にわたって「状況の好転と復興を心から願わずにはいられません」などと語りかけ、テレビ各局で放映された。

出ていない状況、望ましい

 【一橋大学名誉教授・渡辺治氏】

 コロナ禍の中であっても、憲法上は、天皇がメッセージを出す余地は無いと思っています。むしろメッセージが出ていない今の状況が、私は望ましいと考えます。

拡大する写真・図版一橋大名誉教授の渡辺治さん=東京都国分寺市

 権威的地位にある者の発言は、すべて何らかの形で政治的なものにならざるを得ません。天皇がメッセージを出すということは、市民が出すのとは訳が違います。

後半では、「メッセージがあっても良いと思った」とする片山杜秀・慶応大学教授がその本心を語ります

 例えば、今のコロナ禍の状況で…

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