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 旧タカタ製エアバッグの欠陥をめぐる問題で、米高速道路交通安全局(NHTSA)は23日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)のピックアップトラックやスポーツ用多目的車(SUV)の計590万台について、リコール(回収・無償修理)が必要だと結論づけたと発表した。

 GMは、対象車に搭載したエアバッグは新設計でリコールは不要だと4年間にわたり主張してきたが、NHTSAは「高温多湿の環境に長くさらされれば破裂の危険がある」と退けた。GMは「NHTSAの見解には同意しないが、決定には従う」としてリコールの手続きに入る。費用は12億ドル(約1250億円)にのぼる可能性があるという。

 米国では、タカタのエアバッグをめぐる事故でこれまでに18人が死亡した。うち15人はホンダ車での事故で、GM車での死者はいない。世界では累計1億個規模がリコール対象となった。タカタは2017年に経営破綻(はたん)し、翌18年に米自動車部品メーカーに事業譲渡された。(ニューヨーク=江渕崇)