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 陸上男子100メートルで世界と勝負する最低条件が9秒台だとすれば、男子やり投げでは80メートル台がそれにあたる。ディーン元気(28)=ミズノ=は20歳で初めて80メートルを投げ、その年に五輪の決勝の舞台に立った有望株だった。その後、2013年を最後に7年も80メートル台から遠ざかった。ところが、今年になって突如、世界と戦える位置に戻ってきた。なぜ、再び第一線に返り咲けたのか。

 8月のセイコーゴールデングランプリ。ディーンと同学年の新井涼平(スズキ)が5投目で81メートル02をマークし、リードしていた。迎えた最終6投目。ディーンは自己記録(84メートル28)に次ぐ84メートル05を記録。逆転優勝が決まると、ユニホームを引きちぎり絶叫した。

 「ようやく仕事場に戻ってこられたという感想。勝負は楽しいですね」

 これが、約7年ぶりの80メートル以上の記録。復活を印象づけた。

 一度だけではなかった。10月にあった日本選手権でも80メートル07を記録し、2位に入った。同22日に兵庫県尼崎市であった公開練習には、テレビ局7社を含む計16社の報道陣が集まった。ディーンは「こんなに報道陣の方が集まったのは、大学のとき以来じゃないですか」と笑った。

 男子やり投げ界における「80…

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