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 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に主催した夕食会について、安倍氏周辺の関係者は24日、朝日新聞などの取材に対し、安倍氏側が例年、費用の一部を補塡(ほてん)していた事実を認めた。

 安倍氏周辺は「(政治資金)収支報告書に記載すべきだったという事実を担当秘書は知っていた」と語り、政治資金収支報告書への不記載だったとの認識を示した。その理由について、秘書は、2013年から始まった夕食会の開催当初から記載していなかったため、例年その手法を継続していたと説明しているという。

 一方、安倍氏が首相時代の国会答弁で、夕食会の費用の一部を負担した事実を重ねて否定していたことについて安倍氏周辺は「当時、秘書が安倍首相に虚偽の説明をしていた」と説明。安倍氏は昨年、国会答弁に先立って秘書に「事務所が(一部を)支出していることはないか」と確認していたという。その際、秘書は「払っていない」と虚偽の説明をしたとしている。

 秘書が安倍氏にこうした内容を伝えたのは、東京地検特捜部が秘書らを事情聴取していると一部が報道した23日だったという。

 秘書らは検察に対しても同様の説明をしているという。(石井潤一郎)