[PR]

 区画整理事業のため伐採が予定されている東武野田線七里駅(さいたま市見沼区風渡野)北側にあるソメイヨシノ3本について、市土地区画整理協会は2本を伐採し1本を移植する方針を明らかにした。当初は9月に3本を伐採する計画だったが、7千筆近い反対署名が提出されたことなどを受けて再検討していた。

 協会が15日、見沼区役所であった住民との意見交換会で表明した。協会の説明によると、建設コンサルタント会社に診断調査を依頼し、根株の内部が腐朽して空洞化率が高いことなどから「いずれも倒伏の危険性があり伐採が適当」との結果が10月に出た。住民の要望を踏まえ、比較的状態の良い1本は来年度以降に移植することにしたという。移植先は今後検討する。

 一方、3本とも残すことを求める近隣住民らは反発している。住民らで作る「七里の桜を守る会」が今春に樹木医に依頼して行った外観診断では「健康状態は良好」とされたからだ。これについてコンサル会社は「根株や幹の内部を把握する精密診断も行ったため、より正確な状態が判明したからだろう」と説明。協会も「土地の利用方法は確定済み。スケジュールの問題もあり計画変更は困難」とした。(黒田早織)

関連ニュース