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 鳥インフルエンザの感染確認が国内で相次いでいることをうけ、長崎県の中村法道知事は家畜伝染病予防法に基づく消毒命令を20日付で出した。県は25日から県内の養鶏場など133の農場に、消毒のための消石灰を配る。県内で野鳥の感染がわかった2017年1月以来の措置だ。

 農林水産省によると今年11月以降、香川県の養鶏場では鳥インフルの発生は8例を数え、野鳥でも北海道や鹿児島県で計4例の感染が確認されている。

 県内での感染は確認されていないものの、県は事態を重く見て命令を出した。これに基づき、25~27日に農家に消石灰を配布する。農家が各自で鶏舎や農場の周囲に散布し、小動物に付着したウイルスを施設内に持ち込ませないようにする。県は農家に対し、飼育小屋を網で囲い、野鳥との接触を避けることも求めている。

 県畜産課によると、鶏やダチョウ、ウズラなどの家禽(かきん)の感染は過去、県内では確認されていないが、17年には諫早市で感染したハヤブサ1羽が見つかった例がある。担当者は「長崎は干潟を持つ有明海も抱え、渡り鳥の経由地になる」と説明。「今年は韓国でも感染が確認されており、注意して対応にあたる必要がある」と話している。(横山輝)

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