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 運転開始から40年を超える老朽原発の関西電力高浜原発1、2号機の再稼働に、福井県高浜町議会が同意する見通しになった。意向の背景には、「原発城下町」と称される街で生きる人たちの事情がある。

 「原子力がなければ暮らしが成り立たない。共存しか選択肢はない」。高浜町で建設会社を営む粟野明雄さん(71)は言う。

 原発と関わって半世紀になる。20歳のころ、高浜1、2号機の建設現場に入ったのが始まりだ。1990年代に高浜原発の幹部に誘われ、事業を原発中心に変えた。銀行に数千万円を借り、関電の発注に応えるために工場を建設。ゼネコンの下請けに入り、原発構内に事務所を置いた。会社の売り上げの9割は原発に頼る。町議も務めた。

 原発は13カ月運転した後、約…

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