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 運転開始から40年を超える老朽原発の関西電力高浜原発1、2号機(福井県高浜町)の再稼働に同意するかを審議する高浜町議会が25日午前、始まった。町議会は再稼働賛成派が多数で、同意される見通しだ。老朽原発再稼働への地元同意は全国で初めてとなる。

 老朽原発の再稼働には地元議会と首長の同意が必要で、同意手続きが始まった。野瀬豊・高浜町長は12月にも判断する方針で、今後は福井県議会、福井県知事の判断が焦点になる。関電は2021年3月に1号機、同年5月に2号機の再稼働を見込む。両基は東京電力福島第一原発事故が起きた11年から停止しており、再稼働が実現すれば10年ぶりの運転再開になる。

 原発の運転期間は、13年7月施行の改正原子炉等規制法で原則40年とされる一方、1回に限り最長20年延長できることになった。

 原子力規制委員会の審査でこれまでに40年超運転が認められたのは高浜1、2号機のほか、関電美浜3号機(福井県美浜町)、日本原子力発電東海第二(茨城県東海村)の計4基。福島第一原発事故後、運転35年を超える全国の商用原発では、福島第一を除いて計14基の廃炉が決まっている。

 美浜3号機については、美浜町議会が12月にも再稼働の是非を判断する方向。東海第二については同意への具体的な動きはない。(室矢英樹、佐藤常敬)