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 「渋谷109」を運営する「SHIBUYA109エンタテイメント」(東京都渋谷区)が、今年注目されたヒト・モノ・コトなどの「トレンド大賞2020」を発表した。20歳前後の女性へのアンケートで決めた。今年は新型コロナウイルスに影響を受けた話題が上位にランクインしたのが特徴。コロナ禍の中で、いかに毎日を楽しむか――。若者の思いが浮かび上がる結果となった。

 同社の調査研究機関「SHIBUYA109 lab(ラボ).」が10月に調査した。「ヒト」「アーティスト(音楽)」「ドラマ・番組」「コスメ・スキンケア」「ファッション」「カフェ・グルメ」の6部門について、15~24歳の女性にウェブ上でアンケートし、600人から回答を得た。

 コロナ禍の今年は、ランキングの傾向が例年と一変した。たとえば、ヒト部門。昨年のランキングでは人気ユーチューバーが上位に並んだが、今年は「第7世代」と呼ばれるお笑い芸人が上位を占めた。

 1位は「EXIT(イグジット)」で、「みんなのつらいこと、ストレスの出口に」というコンセプトで活動するコンビだ。2位は「ぺこぱ」で、「相手を否定しないツッコミ」で知られる二人組。ラボの担当者は両コンビの芸風について「負の感情を生まない令和のお笑い」とし、「感染者が誹謗(ひぼう)中傷されるなど、暗くて苦しいコロナの時代に求められた側面がある」と指摘する。

 アーティストとドラマ・番組の各部門も昨年のランキングと傾向が変わった。昨年は有名バンドや人気テレビ番組が上位に食い込む「王道のランキング」だった。しかし、今年はコロナ禍、おうち時間に影響されて浸透した人材やコンテンツが上位に入っている。

 アーティスト部門ではオーディションプロジェクト「Nizi Project」で結成され、縄跳びダンスが話題のガールズグループ「NiziU(ニジュー)」が、ドラマ・番組部門ではその「Nizi Project」がそれぞれ1位に。おうち時間が増えたことに伴い、「家族そろって『推し(支援する人)』を応援することに盛り上がった」とラボの担当者は分析する。

 コスメ・スキンケア部門でも、「マスクにつかないリップ」と注目された、マスク生活における必需品の商品が1位になった。

 ラボの担当者は「コロナ時代を反映した結果と言える。若者はつらいコロナ禍の中、もどかしさを感じながらも新しい生活に順応しようと努力し、楽しみ方を見つけている」と話す。

 結果はラボのホームページ(https://shibuya109lab.jp別ウインドウで開きます)で見られる。(木村浩之)