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 加藤勝信官房長官は25日午前の記者会見で、安倍晋三前首相が「桜を見る会」前日の夕食会の費用負担について国会答弁の整合性が問われる事態になっていることをめぐり、「安倍前首相は、これまでも国会において出来る限りの説明をされてきたと承知している」と反論した。

 加藤氏は「捜査機関の活動内容にかかわる事項だ」として、それ以上の論評は避けた。野党が要求している安倍氏の国会招致についても「国会でお決め頂くこと」と述べるにとどめた。

 夕食会は、安倍氏の公設第1秘書が代表を務める政治団体「安倍晋三後援会」が2013~19年に年1回、1人5千円の会費制で都内のホテルで開催。関係者によると、安倍氏側は費用の不足分として総額約916万円を負担していた。安倍氏周辺も24日、費用の一部を補塡(ほてん)していたと認めた。安倍氏は首相在任中に「事務所や後援会の収入、支出は一切ない」などと答弁しており、野党側は「虚偽答弁」などと批判している。

 一方、財務省の公文書改ざん問題をめぐり、事実と異なる国会答弁が2017~18年に計139回あった問題について、加藤氏は「国民の疑惑を招くような事態は二度と起こさないことが必要。真摯(しんし)に答弁するよう引き続き努めていきたい」と述べた。