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 新型コロナウイルス危機が深刻化している米国で株式相場が歴史的な高騰を演じ、ダウ工業株平均が初めて3万ドルに達した。市場が中長期の経済回復を見込んでいるためだが、景気が大崩れするリスクを過小評価しているとの見方もある。一方、金融緩和により株式などの資産価格だけが上昇していくことで、格差がさらに広がる懸念もある。

 ダウ平均は11月に入り3500ドル超の急騰となった。米大統領選が事前に懸念されたほどには混乱せず、バイデン次期政権によるコロナ対策への期待が高まった。そこにワクチン開発進展のニュースが加わり、投資家がリスクを取る姿勢をますます強めた。

 米国で新型コロナ感染は悪化するばかり。1日あたりの新規感染者は17万人を超え、2週間前から5割も増えた。飲食店などの営業規制が相次ぎ、110万人と米最大の児童・生徒を抱えるニューヨーク市の公立校は対面での授業を見合わせるなど、社会経済への影響が再び深刻化している。

 そのせいで、肝心の米経済の先…

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