藤沢里菜女流名人「苦しんで…」女流本因坊奪還~また半目勝ち~【第39期女流本因坊戦第5局】=大出公二撮影
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 囲碁の第39期女流本因坊戦五番勝負(共同通信社主催)の最終第5局が25日、東京・市ケ谷の日本棋院で打たれ、挑戦者の藤沢里菜女流名人(22)が上野愛咲美(あさみ)女流本因坊(19)に274手で黒番半目勝ちを収め、シリーズ3勝2敗でタイトルを奪還した。

 藤沢は前期、上野にタイトルを奪われ、リベンジを期して今期挑戦権を獲得。五番勝負でフルセットの激戦を制した。3日前の若手棋戦「若鯉戦」でも、女性として史上初めて男女競合の公式戦を制している。その決勝戦も、ポイント差にして最も小さい半目勝ち。ここ一番で勝負強さを発揮している。

 藤沢は「伝統のある女流最高位のタイトルを取れてとてもうれしい。途中連敗して少し自信をなくしたけど、後半は全力を出し切れたと思います」と話した。

 上野と藤沢は、現行の五つの女流タイトルのうち、それぞれ二つを占めてきた女流2強。今回藤沢が直接対決でタイトルを奪い、頭一つ抜けだした。ふたりは12月3日にも、女流棋聖戦の挑戦者決定戦で対戦する。(大出公二)