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 25日に開会した宮城県議会の11月定例会では、県議の間で新型コロナウイルスへの感染が相次ぎ、濃厚接触者も含めて計14人が欠席した。議場には空席が目立ち、異例な形での開会となった。

 この日議場に出席したのは全57人のうち43人。欠席者が多くて委員会の委員の選任ができず、工事契約に関する一部の議案は委員会での審議を省略して、本会議で採決された。

 感染が確認されているのは、いずれも最大会派「自民党・県民会議」の県議10人。すでに感染が分かった事務職員2人らと飲食店で会食し、クラスター(感染者集団)が発生したとみられる。同じ会派の県議4人も濃厚接触者に該当するため、定例会を欠席した。

 会期は12月16日まで。新型コロナ対策費などを盛り込んだ約249億円の一般会計補正予算案などが審議される。感染者たちが議場に戻ってくるのは、12月初旬以降になりそうだ。

 県議会は25日、今回感染した議員の氏名を公表しないと決めた。感染者の公表を巡って各会派で協議を続けてきたが、結論が出ていないためだ。石川光次郎議長は取材に「ルールがない中で感染者が出た。後からルールを当てはめて公表するのはやめようとなった」と説明した。会派の代表者らと協議した結果、議長らに判断を一任することになり、結論を出したという。(徳島慎也)