敵対する政治、色あせ 河村たかし氏「盟友」に向く矛先

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岩尾真宏、小林圭
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 河村たかし名古屋市長が来年4月に3期12年の任期満了を迎える。その政治手法は、市議会を「既得権益」と断じて敵対することで力を得てきた。最近の矛先は愛知県大村秀章知事に向かう。敵対する政治は、米大統領選トランプ氏が敗れたように寛容を求める波に押し戻されつつあるようにも見えるが、河村氏は今も敵対勢力を求め続ける。4期目に向けた力にするとも見られる一方、その手法には手詰まり感も漂う。

 「財政危機はウソだと。都構想はそこから出発している」。大阪市を廃止して四つの特別区に再編する大阪都構想が2度目の住民投票で否決された翌日の11月2日、河村氏は記者会見で都構想の「意義」をわざわざ評価してみせた。

「減税」「庶民革命」で市長に、順風に見えたが…

 日本新党新進党自由党民主党と所属を変えながらも5回連続で衆院選を勝ち抜き、09年4月に「市民税10%減税」を掲げて名古屋市長に転じた後は日本維新の会と気脈を通じる。

 「財政危機」は河村氏にとっ…

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