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 駅員がいない「無人駅」が各地で増えています。九州では今年9月、車いすの利用者が「電車に乗る際の介助に予約が必要なのは差別だ」として鉄道会社を訴えました。法律は、障害のある人が安心して暮らせるよう、社会の障壁を取り除く合理的配慮をうたっています。車いすユーザーの乙武洋匡さん(44)に無人駅とバリアフリーに対する考えや、滞在経験のあるロンドンの地下鉄での発見について聞きました。

公平、わがままとは違う

 ――駅の無人化をめぐる今回の訴訟で気になったことはありますか。

 ネットで「わがまま」という複数の声を目にしました。昔から、障害者に対してありがちな意見です。

 私は、「優遇」と「措置」という二つの概念を分けて考えるべきだと思っています。

 スタートラインがそろっていて、特定の人にげたを履かせるのは「優遇」。それが批判されているならば理解ができます。しかし、障害者が「わがまま」と批判されていることのほとんどが、「スタートラインでマイナスがあるので、何とかマイナスを少しでも減らそう」ということ。公平でないことを公平にしようというのは「措置」。それを非難するのは、完全に間違っています。

 日本では、訴訟を起こすことに負の感情を持つ人が多いと思います。でも、訴訟を起こすことは、法的な問題がないか提起すること。それ自体が非難されるのは非常に怖い。様々な社会問題が封殺されることになると感じます。

 ――車いすで電車を利用して感じることは。

■国や自治体 もっと…

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